鋼に強度を与えながら、銀白色の美しい仕上がり。小ロット対応。



当社の真空熱処理の特長として、多品種小ロット対応があります。大型炉から小型炉まで揃えることで、多品種小ロットながらも短納期を実現しています。真空熱処理はバッチ処理となるため、特急の場合は炉を貸し切るためコストがかかります。しかし、大きさの異なる真空炉の活用で、細かい熱処理のご要望にお応えできる体制を構築しております。


  1. 本社工場(神奈川県大和市)、東北事業所(岩手県北上市) 両工場とも真空熱処理炉を保有しています。

  2. 真空焼入れ焼戻しを中心に、その他、固溶化処理・磁性処理・析出効果処理・時効硬化処理・真空浸炭焼入れなども可能です。

  3. 当工場では、数十gから100kgほどの小物~中物を中心とし、熱処理ネットワークによって、あらゆる品物をお請けしています。

  4. 鋼が中心ですが、ステンレスの熱処理にも長年の経験がございます。新素材についてもテスト熱処理を承ります。

  5. サブゼロ装置も保有しています。




真空熱処理の主要設備

真空熱処理炉
真空熱処理炉
[有効寸法] W600 x H600 x L900
真空熱処理炉
真空熱処理炉
[有効寸法] W600 x H600 x L900
真空熱処理炉
大気炉(写真右)
[有効寸法] W600 x H600 x L900



真空熱処理とは

真空熱処理とは、真空中で加熱、冷却する熱処理の総称です。 鋼材を大気中で熱処理を行うと、大気中の酸素と鋼材が化学反応を起こし、鋼材の表面が酸化して黒くなってしまいます。一方、真空熱処理では、熱処理炉内を真空状態(窒素ガス雰囲気)にして、熱処理を行います。そのため鋼材の表面を酸化させず、熱処理後も鋼材の表面の光沢性が保たれることが特長です。また、冷却においては、窒素ガスによるガス冷却が行われます。


真空熱処理のメリット


高光輝性

熱処理後も光沢のある仕上がり。表面が酸化しないため、完成部品、酸化を嫌う機能部品に多く利用されています。

低歪み、高精度

歪みに関しては、真空であるかどうかではなく、冷却方法に依存します。 真空熱処理&ガス冷却では低歪みとなりますが、真空熱処理&油冷の場合は、ガス冷却と比べて歪みが大きくなります。品物の形状と要求品質に合わせた選択が必要です。

耐久性の向上

真空熱処理では脱炭層がないことから、耐摩耗性に関して、他の熱処理よりも優れていると言われます。




真空熱処理に適用される主な材質

材料

S45C, S50C, S55C, SCM415, SCM420, SCM435, SCM440, SNCM415, SNCM420, SNCM439, SKS3, DC53, HPM31, KD11, SKD11, SLD-MAGIC, SKD61, SUJ2, SUS303, SUS304, SUS316, SUS630, HPM38, STAVAX, SUS420J2, SUS440C, SK3, SK5, SUP10, SKH51, SKH55, SKH57, DRM1, DRM2, DRM3, HAP10, HAP40, HAP70, MH85, YXR3, YXR33, YXR7など

※その他の材質もご相談ください。



真空熱処理ピックアップ

温度、真空度を集中管理
すべての炉の温度、真空度を集中管理。検査成績書に熱処理チャートとして掲載されます。
硬度検査
熱処理後にサンプリング検査を行い、硬度を確認します。
営業も含め、全員が熱処理技能士です。特級金属熱処理技能士や1級金属熱処理技能士も在籍。


定期点検
定期点検、炉の温度計の社内検証
製品を炉内にセット
製品を炉内にセット



真空熱処理 熱処理Q&A