インコネル718の固溶化処理、時効硬化処理、積層造形品の後処理は、造形条件と要求特性を確認したうえで可否を判断します。武藤工業では、真空熱処理を中心に、図面・材質・数量・要求特性を確認したうえで、処理可否と納期を判断します。

  • インコネル718を中心に、その他ニッケル基合金も材質名と目的により確認
  • 固溶化処理、時効硬化処理、AM材は条件確認後に可否判断
  • 試作・小ロット・納期は条件確認後に回答
  • 図面、材質証明、要求硬さ、要求規格の有無

インコネル熱処理を相談する

こんな相談に対応します

相談内容 確認すること 備考
インコネル718の熱処理を依頼したい 材質、形状、数量、要求規格、希望納期 既存条件の指定がある場合は図面に明記してください。
AM材・3D造形品の後処理可否を確認したい 造形方法、造形方向、サポート除去状態、要求特性 従来材と同じ条件でよいかは検証が必要な場合があります。
硬さや強度の条件を満たしたい 要求特性、検査項目、検査成績書の要否 試験の要否は用途と規格で変わります。
納期の目安を確認したい 数量、サイズ、処理時間、検査項目 インコネル718は処理時間が長くなることがあるため、数量・サイズ・検査項目を確認して納期を回答します。
小ロット可否を確認したい サイズ、数量、処理条件、追加工の有無 小ロットや試作は、サイズ・数量・処理条件を確認したうえで回答します。

インコネル718の熱処理で先に確認すべきこと

インコネル718は、処理条件だけでなく、素材の製造方法や要求される性能によって確認事項が変わります。問い合わせ時には、次の情報があると可否判断が早くなります。

  1. 材質名と規格: インコネル718、相当材、AMS、JISなど
  2. 素材状態: 鍛造材、圧延材、切削品、AM材、造形後の状態
  3. 処理目的: 固溶化、時効硬化、応力除去、後処理など
  4. 要求特性: 硬さ、引張強さ、耐熱性、耐食性、寸法安定性
  5. 検査項目: 要求特性、測定方法、熱処理チャート、検査成績書
  6. 数量と納期: 試作、単品、小ロット、量産前評価

図面・材質・数量を添えて相談する

インコネル718の代表的な処理

インコネル718では、固溶化処理と時効硬化処理が代表的な相談対象になります。処理条件は、材質規格、素材状態、要求特性によって変わるため、ここでは相談時の整理として記載します。

処理 目的 相談時の注意点
固溶化処理 組織状態を整え、次工程や時効硬化処理につなげる 温度、保持時間、冷却方法、規格要求を確認します。
時効硬化処理 析出硬化により強度・硬さを得る 総時効時間が長くなるため納期確認が重要です。
応力除去・後処理 造形・加工後の応力や変形リスクを抑える AM材は造形条件の影響を受けるため個別確認が必要です。
検証付き熱処理 試作・量産前評価で性能を確認する 検査項目は、要求特性と規格に合わせて確認します。

AM材・積層造形品は従来材と分けて考えます

インコネル718のAM材は、従来製造法材と同じ熱処理を行っても同じ結果になるとは限りません。造形条件、造形方向、内部欠陥、残留応力、サポート除去状態などが性能に影響するためです。

  • 造形方法と造形条件
  • 熱処理前の状態
  • 反り・変形をどこまで許容できるか
  • 熱処理後に必要な検査
  • 試作段階か、量産前評価か

AM材は、造形条件、造形方向、残留応力、要求特性、検証方法を合わせて確認する必要があります。

対応材質

主対象

  • インコネル718

相談対象

  • その他ニッケル基合金(材質名・目的により確認)
  • 耐食・耐熱合金(材質名・目的により確認)

材質名が商標名、相当材、海外規格、社内呼称で記載されている場合は、材質証明書や規格番号も添付してください。

問い合わせ前チェックリスト

  • 図面または形状が分かる資料
  • 材質名、規格、素材証明
  • 数量
  • 希望納期
  • 希望する熱処理条件
  • 要求硬さ、要求強度、検査項目
  • AM材の場合は造形条件、造形方向、サポート除去状態
  • 熱処理後の追加工、研磨、測定の有無

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よくある質問

インコネル718は短納期で対応できますか?

インコネル718は処理時間が長くなることがあるため、短納期は条件次第です。数量、サイズ、要求条件、検査項目を確認したうえで納期を回答します。

1個だけ、試作だけでも相談できますか?

小ロットや試作は、サイズ・数量・処理条件を確認したうえで回答します。図面、材質、数量、要求特性が分かる資料を添付してください。

AM材の熱処理も依頼できますか?

AM材は対応可否を個別に確認します。造形条件や残留応力の影響を受けるため、従来材と同じ条件でよいかは確認が必要です。

ハステロイも対応できますか?

ハステロイは材質グレード、目的、処理条件によって対応可否が変わります。まずは材質名、図面、処理目的を添えて相談してください。

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